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きまぐれ

きまぐれに、好きなこと書いてます。櫻井孝宏さん、フィギュアスケート、野球、音楽なんでも

2016.09.14 おそ松さん脚本:松原秀が語るおそ松、櫻井孝宏 「おそ松さん」は、文学である! より抜粋

「おそ松さん」は、文学である!
脚本・シリーズ構成・松原秀×小説家・柚月裕子 Wクリエーター120分徹底対談!

 ハチャメチャだが人間くさくて憎めない人物造形や、ただのドタバタ劇に終わらないストーリー性も、「おそ松さん」の魅力の一つだ。「おそ松さん」ワールドを構築した松原秀氏と、実力派作家にして大の“松好き”柚月裕子氏。ストーリーテラー同士の白熱対談から、本特集を始めたい。

結論 「面白さ」に正解なんてない。
柚月「人間の醜ささえもギャグで描いているのが『おそ松さん』の凄さ」
松原「作品の評価は見た人のもの。『こう見るべき』なんて死んでも言えない」

=略=

松原「創作は“ご都合警察”との戦い」
柚月 一つの脚本にどれくらいの時間をかけるんですか? 長さによっても違うでしょうけれど。

松原 バラバラですね。「なごみ―」はめちゃくちゃかかりました。たしか書き上がったのは放送の2カ月前です。2回くらい書き直しました。

柚月 どうしてですか?

松原 おそ松がうまく動かなくて。この回はおそ松の回ということになっていて、一度話はできたんだけど違和感があったんです。で、別の回のアフレコに行って櫻井(孝宏氏=おそ松役の声優)さんのお芝居を聴いて、僕の失敗に気付きました。原作のおそ松って、めちゃくちゃ悪ガキでガキ大将でオラオラ系なんですよ。「ヒマだからチビ太いじめに行こうぜ」って行って、「あーすっきりした」って帰ってくるような(笑)。

柚月 今なら大問題ですね(笑)。

松原 それが、櫻井さんのお芝居を見てて、なんだかはまらなかったんですよ。櫻井さんの声の感じってもっとおおらかで、でも見えないところでいろいろ経験したからなんでも包み込んじゃう、いいじゃんいいじゃん、みたいなテンションが似合う人だったんです。なのに僕のシナリオにはちょっと「オラオラ」が残ってたんですよ。やっぱり「おそ松さん」のおそ松はそうだよな、もう20歳超えてるし、オラオラは消えてるんだろうなって思った時、「事件解決より現場の空気を取る探偵」っていうワードが出てきたんです(笑)。

柚月 そうだったんですか! それと、「恋する十四松」(注5)では、みんなで十四松のあとを追って行こうとするのを、おそ松は止めますよね。

松原 おそ松は、あまりお兄ちゃんらしく株が上がるのには僕は違和感があったんです。でも、あの6人でずっときた中で長男といわれてきたわけだし、兄弟に対してはお兄ちゃん感を発揮しても「まあいいかな」という感じです。ただ、あれがおそ松の限界でもあると思うんですよ。もう一歩大人だったり器があれば、それこそ十四松と彼女の間に入ったりとかできるんでしょうね。

=略=

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